旅の詩『tabi no uta』

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2012年09月25日

■Highway
合流車線で一気にスロットルを開ける。

トップに入れたあとは、左の手足を開放し、右手で全てを制御する。

切りつける風は容赦ない。

単調な景色が続く高速を、嫌う仲間も多く、俺も一時期そうだった。

しかし、トンネルでの周りの四輪のタイヤの摩擦音に、負けじと反響するエキゾースト。

絶え間なく爆発するシリンダーと廻り続けるクランクから発する振動は、

奔っていることを何よりも感じさせてくれる。

さらなる遠くへ俺達を導いてくれる。

慣れない地名のインターチェンジの料金所をくぐったその先には、

あなたがまだ視ぬ世界が広がっている。

まだ出逢わぬ仲間が奔っている。

無心時々考え事。

その考え事を後ろに置き去りに、

ただただ奔り続けられるHighwayも、旅のスパイスに悪くないじゃないか。
                               
                               TAK

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2012年08月29日

■会場内のパーキングエリア
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ミーティング会場内にはいくつもの灯りの華々が咲き乱れる。

別の華で大きく盛り上がり、酒を呑み、楽しみ疲れた友がふと立ち寄ってくれる。

特別なネタなんか無いこの場所に、ずっと居てくれる友がいる。

俺が咲かせる華は、ちょっとしたパーキングエリアになれているのかな。

TAK

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2012年08月01日

■空と奔ろう
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空冷エンジンにとっては最も過酷な季節がやってきた。

そして機械だけでなく、俺たちの身体にもとてもハードな季節。

エアコンが効いた箱型移動住居で走った方が楽に決まってる。


でもそれじゃ、空を思いっきり見上げられないんだよ。

あの夏だけの、高い雲と突き抜けるような青い空。

その2つ織りなすハイコントラストな世界。

汗を風で吹っ飛ばしながら、空と奔ろう。

真夏の空を見上げながら。


TAK

2012年05月07日

■ショベルヘッド FXE' 1981 無事納車(仮)の詩
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まだ、完全なる完成ではない。

オイルは漏れる。メーターはスピードも、タコも、オドも動かないε=(>ε<) プッー!

キャリアも付いてない。セルはソレノイドの焼付きで回りが悪い。

でも乗れる。疾走れる。積める。キャンプできる。友に逢える。笑える。

これ以上の楽しみ方があるならどなたか俺様に教えてくれ。

この単車を組上げてくれた、ビルダー3人(親子2名と、佐賀の御方)、

Special Thanx!!!

この言葉を心から捧げる。

もう一度言う。ありがとう!!

2012年02月08日

■BGMから抜け出すとき
もうすぐ、彼が単車を預けて一ヶ月が経つ。
こんなに長く単車から離れるのはひさしぶりだ。

数日前、街中を歩いているときに、一台の単車が、
乾いたエキゾーストを奏でながら軽快に駆け抜けていった。

東京で、いまとは違う仕事をしていた頃を彼は思い出した。
練馬区にウィークリーマンションを借り、新宿の都庁の隣までの通勤。

テレビで見るそのまんまの、満員電車。
朝は押し込まれ、帰りはいつも終電。それでも満員に近い。
田舎生まれの田舎育ちの彼にとっては、それが新鮮であり、苦痛だった。

せめて外の空気を吸おうと、週に一度の休みに、大好きな横浜に出かけた。
当然単車は熊本に置いてあり、電車で・・・。
横浜駅からあてもなく歩き、気づけばみなとみらいに着こうとしている。

タイヤの摩擦音、ディーゼル車の排気音、列車の音・・・
いつもはそれと共鳴しているはずの単車のエキゾーストだけが、
Back Ground Musicから抜け出している。

あれはリッタークラスの4発かな。
さっきのはスパトラ付けたSRだろうな。
お、あのハーレーは結構ブン回すなぁ。

早く地元に帰って、エンジンに火をブチ込み、スロットルを捻ろう。
革ジャンをガサッと羽織り、重たいブーツに足を通し、
跨ろう。風と成ろう。荷物満載にして旅をしよう。

そんなことを思い出しながら、
彼は走り去るBGMに密かに親指を立てた。

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TAK

2012年01月25日

■旅に出てみないか?
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1泊や、2泊程度の旅じゃ、分からないかもしれない。


『旅』というものがもつイメージは、憧れる人、経験した人の数だけあるだろう。

俺にとって・・・旅は決していいことばかりではない。


足となるオートバイ、クルマ、自転車なども常に好調というわけにはいかない。

雨は降る。風は吹く。

凍えそうなときもあれば、汗が止まらない暑さときもある。

避けるように用心していても、人的なトラブルもある。

ケガをしてしまうことだってあるだろう。


1人で旅をしている道中、それらは全て自分で対処しなければならない。

道の先で友が待っていてくれたとしても、

そこまでたどり着けなければ意味は成さない。

何よりも、家に帰り着かなければならない。


しかし共に走ってくれる友がいれば、

力を合わせ、つらいことも乗り越えることができる。

楽しいことは何倍にも増して共有できる。


けれども、ときにはそれが重荷になることもある。

気遣い、ペースの違い、体調・体力・価値観の違い・・・

1人のときには、気にすることの無かったことが生まれてくる。



1泊や2泊じゃ、お互い合わせることでどうにかなるかもしれない。

じゃあ、それ以上の長旅になったとき、どうする?


頑張って、合わせて、一緒に走るか?

キャンプするたびに、無理して深夜まで語るか?

ずっと、笑っているか?


そんな必要ないと思う。


「疲れたから、先に寝るわ」

「俺、こっち寄りたいから先行ってて」


途中で離脱して、また合流すればいいじゃないか。

疲れ果てたときは、黙りこんで余韻に浸る夜があってもいいじゃないか。

お互いの価値観をぶつけあってもいいじゃないか。


一人旅には一人旅でしかない魅力がある。

友との旅には、その友と旅することでしか生まれない何かがある。


あなたに、共有してみたい友が1人でもいるのなら、

声をかけてみよう。

「なぁ、今度の連休、旅に出てみないか?」

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TAK

2011年12月25日

■I got a Wing!! -原点-

彼が住む熊本の長閑な田舎町は、
信号もまばらで、食材以外は隣町まで足を伸ばさないと手に入らなかった。

彼が育ったその町では、クルマは一家に一台でなく、一人に一台。
「俺も18になったら、クルマの免許取ってクルマ買うんだろうなぁ。」
特にクルマに興味は無いけれど、無いと困るものでもあるから、漠然とそう思っていた。

彼は熊本の高校を卒業し、長崎の大学へ進学した。
周りを山に囲まれた独特な地形の長崎市。
その地形から、家賃や月極め駐車料金は福岡の博多並みに高額で、
クルマを持てる大学生は、実家が地元長崎にあり、
停める場所が確保されてる奴らだけだった。

そんな長崎の事情から、
彼のように他県から引っ越してきた一人暮らしの学生は、
みんな50ccの原付を手に入れていった。
男女問わず、みんな原付にまたがり、通学し、バイトに通った。


彼も例外ではなく、原付を1年の夏に手に入れた。
みんなが買うスクーターの形と、
ビーッという2ストの高い排気音がどうも好きになれず、
また、カチャカチャとギアを換えていくのが楽しそうで、
ホンダのリトルカブを選んだ。

熊本の実家にて、納車のときはそれなりに嬉しかった。
ただ、単なる足として手に入れたもので、あくまでそれなりだった。

彼が夏休みに実家でゴロゴロしているとき、
隣町の本屋まで行こうと思い立った。

あ、バイクで本屋に行けるじゃん。

今までは親にクルマを運転してもらわないと行けなかった場所へ、
いとも簡単に出かけられる。

じゃ、今度は熊本市内まで行ってみよう。

彼の頭の中に『ツーリング』という文字すら無かった頃の話だ。

暑いし、ちょっと遠いけど阿蘇まで行ったら涼しいかな。

ミルクロードの空は、どこよりも広く、青かった。

佐世保に10年を超える付き合いのあいつが居たな。ちょっと逢いに行こう。

燃費はいいと言えど、たった4~5リッターしか入らないガソリンタンクに
何度も何度も給油した1年だった。

1日走ってると、眩しすぎて目が痛いから安物のサングラスを買った。

冬に走ってると手が痛いからユニクロのグローブを買った。

彼は想った。

こいつがあれば、どこへでも行ける。誰にでも逢いに行ける。

I got a Wing!!

彼は翼を手に入れたのだ。

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TAK
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2010年04月10日

■よぎる空
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旅は長ければ長いほど、

遠ければ遠いほど、

旅を終え、何か月、何年経っても頭にふとよぎる空に出逢える。


だからこそ、走っているのかもしれない。

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2010年02月09日

■The morning of the weekday
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ガラガラガラ・・・

朝、出勤前に一服入れようとインスタントコーヒーを片手にバルコニーへ。

窓を開けた瞬間の、ヒヤっとした空気はどこへやら。

少し温く感じるほどの気温のせいか、

出勤途中と思われるシングル、ツイン、マルチのエキゾーストが心なしか多い気がする。


クラッチが下手な奴、巧い奴。回転が高めの奴、そうでない奴。

そのビートからは乗り手の性格・こだわりが見え隠れする。


そういえば昨日、帰りに荷物満載の単車とすれ違ったな。

車高の高いオフロード車に、年季の入った装備。

平日休みだろうか?長期休暇だろうか?はたまた学生だろうか?


どこに向かってたのかな?どこからか帰ってたのかな?

そんなことを考えながらマグカップを置き、仕事モードに頭を切り替える。


いつもは右手にジャラジャラと色々ついてるキーだけなのだが、

今日はグローブを押し込んだヘルメットを左手に持って、ドアを開けた。

心なしか、いつもより少し勢いよく。

2010年01月01日

■路で唄おう
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歌唱力のない彼は自分の声のせいにして、どこでも唄うことは嫌いだった。
音楽をやっておきながら、
ステージに立っていながら。

オリジナル曲を彼が仲間と一から創り始めた頃、
バンドはスリーピース。

ドラムスが土台をきっちり組み上げ、
ベース&ボーカルがメロディを持ち込み、
ギター&コーラスの彼ががメロディを曲にしていくスタイル。
試行錯誤しながら、何度も練り直しながら、
オーディエンスの前で披露してみる。

どこにも存在しない彼自身のギターリフに全身を使ってノってくれる。

初めて聴くはずの彼らが唄ってくれる。

バンドやギター経験は数年ありながら、
初めて唄うことを心から楽しめた。

ライブというものの楽しみ。

バンドが解散しても、ギターから少し離れようとも、
彼は唄うことだけは止めていない。

路の上で、空の下で唄い続ける。
今年も走り、そして唄う。


本年も、よろしくお願いします。

TAK

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2009年12月17日

■設営観戦


仕事が終わり、闇の中を駆け抜けて来た、あいつが辿りついた。

俺達は立ち上がり、彼女が誘導し、彼の荷を解き、彼の寝床をつくりだす。


テント設営なんかどんなに慣れてる奴であっても、2人でやった方が早いに決まってる。

もう1人が灯りを照らしてやった方がやりやすいに決まってる。


そこにはじっと見守る奴らもいる。

「こんな時間にまでよく来たな」と、労う視線を送る奴。

「早く終わらせて、一緒に呑もうぜ」と、彼を楽しみに待つ奴。


そんな想い思いが、テントを中心に交差する。

設営観戦はなかなかおもしろい。

2009年10月27日

■語りから生まれるもの
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夜も更け、仲間達が次々とテントに入っていくなか、

あなたが隣にやってきた。

そういえばあなたとは今まで、顔を合わせることはあっても、

ゆるりと語る時間なんて取れなかったな。


酒を片手に、あなたは語ってくれる。


昔のこと、家族のこと、仕事のこと、いま大切にしていること。


酒のせいなのか、語りたいことがありすぎて整理しにくいのか・・・

文章にするとおそらく話が右往左往してるだろう。


でも、耳に入ってくるあなたの言葉には一本の真っ直ぐな筋が通ってる。


俺には伝わる。俺には解る。

そして眠気がうっとうしくなる。

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俺は今日もこの素晴らしい空の下で、あなたを待っている。

ランタンを焚いて、コーヒーを沸かして、あなたが辿り着くのを待っている。

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